「STAR WARS」シリーズ 全体を通しての感想

STAR WARS
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ブログのカテゴリにもある通り、この項目では私がつい最近になって見始めた『スター・ウォーズ』シリーズについて、
感想を書かせていただきたいと思います。

ちなみに、知人にすすめられて本シリーズを見始めたのが2〜3年前、新シリーズが公開された直後のことです。 それまで、筆者は生まれてから今までの2×年間、一度も本作は見たことはありませんでした。
せいぜい、知っていたのは一部の有名キャラクターの名前と親族関係、フォースやライトセーバーなどといったざっくりした専門用語ぐらいです。

そんな、他人に勧められなかったら恐らく一度も本作を見ずに人生を終えていたであろう自分が本作を全シリーズ通して見てどのように感じたのか。
率直な感想を書かせていただこうかなと思います。  
<追記…キャラクターについての所感・考察記事も改めて書かせていただきました。>  

(※考察、と銘打ってはいますがあくまで個人的な感想です。)
(※基本的にスターウォーズの登場人物は皆好き(一部苦手なキャラはいますが、嫌いなキャラというのは特にいません)なのですが、特に思い入れの深いキャラクターについて思いついたときに感想記事を書いていきたいなと思います)

シリーズ全体を見ての感想

EP1~6・7・8のシリーズ全体を通して見て、大人から子供まで、男女ともに楽しめる人は十分に楽しめる作品だな、と思いました。

というのも、本作が、ただただアクションや派手なCG等の映像技術一辺倒の映画ではなく、シリーズを通して一貫して家族愛や人間愛という普遍的なものをテーマに掲げている作品だからだと思います。
親と子、師と弟子、男女の恋愛…等々、人と人とが関わり、悩み苦しみながらも自分の人生を生きていく…という姿はたとえ宇宙の彼方の物語であっても、現代を生きる私達の人生と何ら変わりないのだな、と本作を視聴していて強く感じました。

私自身も、アクション映画や戦争映画には正直言ってさほど関心はない…どころかむしろ苦手な部類なのですが(そういったこともあって本作は今まで一度も見たことがありませんでした。苦笑)
アクションとか戦争映画って苦手なんだよな…という、視聴前に感じていた先入観さえクリアしてしまえば、なんだかんだで最新作まできちんと見ることになりましたし、こうしてブログに感想を書いてみようかなと思えるぐらい好きな作品になったと思います。

少し気になった点といえば、場面転換が多い…というか展開がかなり駆け足で主人公の心情の変化が唐突に感じられることがたまにあったというところでしょうか。

まぁ、もしかすると、欧米的なものの見方と我々日本人の感覚のギャップもあるのかもしれませんが…日本人って、「間」とか「余韻」を重視する傾向が特に強いようですし。汗
作品のテイスト的にも、どちらかというとキャラクターの心情をじっくりと描くよりも、テンポ良くストーリーを進めていくことの方を重視しているのかもしれません。

また、基本的に冒頭の字幕は毎回しっかり見ておかないと物語についていけなくなってしまうので、留意しておいた方が良いですね。
実際に私も、前回のあらすじのようなものだと思い込んで適当に読み飛ばしてしまった結果、突如始まるストーリーや新キャラ等についていけずに混乱してしまった…という失敗がありましたから…苦笑

観る順番について

このシリーズを見ていくにあたって一番の疑問が、なぜ一番最初に公開されたのがEP「4」なのか??ということでした。  

知人の説明によると、EP1~3は当時の映像技術では再現できない描写が多いため、時系列でいえば後の時代の話ではあるけどまだ映像化しやすいEP4以降の話を先に映画化したとのこと。
確かに、EP1から見ていくと明らかに4以降から画質…というか画面の雰囲気がおもいきりノスタルジックな感じになって、あれれ…と思ってしまったものです苦笑  

そんな本作ですが、EP4からの公開順に見ていくか、それとも時系列順に見ていくかで以前から意見が分かれている模様。  

映像面のギャップに関しては、公開順に見ていくとしても時系列順に見ていくとしても避けられないことなので仕方がないことだとして、 「大きな才能を秘めた主人公が師匠や仲間たちとの出会いを経て成長していく」という、ストーリー的に分かりやすく勧善懲悪のヒーローものといえるのはEP4~6の方だと思います。
特に、個人的な感想ですがEP4に関してはこの作品だけで完結していても十分ではないかと言えるぐらい起承転結がはっきりしており完成度の高い作品だなと思います(まぁ、この作品がそもそもヒットしていなかったらスターウォーズシリーズが今まで続くことはなかったですし…)
一方でEP1~3は政治的な駆け引きや陰謀めいた描写が多く(スターウォーズシリーズ自体は別に政治メインの話ではないのですが、物語の背景としてしっかり内容を理解していないとついていくのが大変かもしれません汗)やや大人向けの作風だと思います。  

どちらから見るのかは、その人の好み次第…と言いたいところですが、フォースやジェダイ、ライトセーバーなどといったある程度の予備知識がある方には、個人的には時系列順を推したいところです。
というのも、EP6の終盤において、とある1シーンが映画公開当時のものと現在のものとでは大幅に差し替えられており、全くの初見でEP4からの公開順でシリーズを追っていった人からすれば何だろう?と疑問を持ってしまう可能性が高いからです。(前後の話の流れで分かる方には分かる、かもしれませんが…)  

公開順での視聴は映像の進化であったり、主人公達から見て親世代にあたる人物達の過去が明かされるという楽しみ方がありますが、時系列順にストーリーを追っていくとなると、それはそれでスターウォーズという作品の大きな歴史の流れというものを感じさせられると思います。
実際に私自身も(取っ掛かりとなったEP7はさておき)EP1~6の時系列順に視聴していきましたが、EP6の終盤になると、昔から見知ったキャラクター達の大きな成長を感じられてなかなか感慨深い気持ちにさせられたものです。

ネットでの意見を見ていると公開順での視聴を強く勧められている方が多く見られますが、あえての時系列順でもそれはそれで楽しめるのではないか、というのが私の意見ですね。      

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感想を書くにあたり、1~8までの作品を再び見返してみたのですが、過去作を見てから最近のシリーズを見るとまた違った感想を持つようになる、見方によって何度も楽しめるシリーズだなと改めて感じました。  
登場人物に関しても、主要キャラだけでなく脇役のキャラクター一人一人に細やかな人物設定が成されていて、人によってはハマればハマるほどどんどん気になるキャラが増えていく…ということもあるあるかもしれません。笑  
私はどちらかというとキャラクターの顔と名前がなかなか一致しないタイプなのですが、スターウォーズに関しては本当に一人一人のキャラが濃いので、私にしてはですが、わりとどのキャラクターもすんなり覚えていけたように思いますね。 (濃いファンの方だとチラッとしか出ていないモブキャラの名前までちゃんと覚えているんでしょうか……)    

いよいよ今年度末、シリーズ三部作のラストを迎えるEP9が公開される(※)ということですが、前作がかなり賛否両論な終わり方だっただけに長年のファンの方々からすれば正直なところ期待半分、不安半分といったところでしょうか。汗
どのような結末を迎えるのか、私には全く想像つきませんが、昔からのファンの方々も、EP7~8から入った世代のファンの方も楽しめる内容になっていればいいな、と思っております。

(※)…この記事は2019年6月に投稿したものです。

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